プラクティカルコースについて
このコースは「診断と検査法」、「リンパ治療学」、そして「産科・小児科学」とそれぞれの分野に対し解剖学、生理学、クラシカルオステオパシー的な原則と治療に特化した、専門的な講習会となります。どれも日々の臨床に直ぐに役立つ解剖学、生理学的的な知識と、クラシカルオステオパシーの原則をお伝えいたします。是非、この機会に ワンランク上のクラシカルオステオパシーを受講されてみてはいかがでしょうか?大きな発見があるはずです。
※この講習会につきましては、会員且つ、基礎コース修了者以上の方が受講可能となっております。
診断と検査法
クラシカルオステオパシーの原則に則り、脊椎力学、応用解剖学、生理学と疾患を照らし合わせながら、実臨床に即した診断と治療テクニックを症状別に解説し、明日の治療から直ぐに使える診断と検査法を講義いたします。
第1回
- 脊椎の力学的診断
- 頚部、胸部、腰部の応用解剖学
- 頚部、胸部、腰部の診断と治療
- 体腔内圧の調整
第2回
- 上肢の力学的診断
- 上肢と脊椎の解剖学的観察、関連、統合
- 肩甲骨、肩関節、肘関節、腕関節、指関節の診断と治療
第3回
- 下肢の力学的診断
- 下肢と脊椎の解剖学的観察、関連、統合
- 股関節、膝関節、足関節、足根骨、足趾関節の診断と治療
リンパ治療学
オステオパシーの創始者であるATスティルは疾患の原因を体循環の障害を脊椎力学との関連から考察しました。その結果として起こる神経学的な異常と病変との関連をリトルジョンが考察したものがクラシカルオステオパシーとして現代に伝えられております。 体循環の異常はリンパ系との関連が大変深く、これらを理解して治療に取り組むことが効果的手法を身に付けるために必須的な事項でありますので、ぜひご参加ください。
第1回
- リンパ系の解剖と生理学
- 脊椎力学とリンパ系の関連
- 身体調整におけるリンパ系へのアプローチ(肝臓と脾臓のポンプ治療)
第2回
- リンパ系の力学的診断と応用解剖学
- 体循環とリンパ系
- 体循環の改善、隔膜へのアプローチと調整
第3回
- 頭と頚部のリンパ腺に関する考察
- 統合
- 頭部と顔面のリンパドレナージ
産科・小児科学
産科、小児科に関する知識は妊産婦の産前から産後、また新生児、乳幼児期に起こりうる障害に対するリスクを減少させ、精神面を含めた健康的な成長の助けになります。その為には解剖学、生理学に基づいた正確な知識が必須になります。またクラシカルオステオパシー的な力学、応用解剖学、考察を学び是非正しい知識を身につけ治療の幅を広げてください。
第1回
- 出産のプロセス
- 妊産婦の力学的考察と生理学
- 新生児の発達過程
- 妊産婦の身体調整①
第2回
- 出産の準備と補助
- オステオパシー的な自然分娩の補助準備
- 出産の動力学
- 子宮治療に関するオステオパシー的考察
- 妊産婦の身体調整②
第3回
- 小児科学の原則
- 小児の身体力学
- 小児の身体調整 (年齢および状態を考慮した治療)